SE女子のホンネ

今回は入社5年目、4年目、2年目の三名の女性社員(SE)に日頃感じていることをいろいろ尋ねてみたいと思います。では、まずはゆるーい質問で・・・
- 友達からどんな仕事してるのって聞かれたらなんて答えますか?
- 高田
- 「一日中パソコンいじってるって言う(笑) 実際は打合せとかも結構あるけど」
- 杉山
- 「銀行の窓口の中の人が使ってるパソコンのシステム作ってる~かな?」
- 中澤
- 「説明に使えるのって『ATM』くらいしかない! 説明するの難しい!」
- MC
- ですよね。。。そんなに簡単に説明できないのがシステムエンジニアの仕事かも。。。
- 具体的にはどんな仕事をしてますか?
- 杉山
- 「入社して最初の頃は、ある程度出来上がってるシステムを銀行の要望で改良したものを、(銀行の)現地じゃなくて東京でテストしてた」
- 高田
- 「途中からプロジェクトに参加するより最初からいた方が楽しいですよね。あと杉山さんと中澤さんのいるオンラインは人に説明しやすくていいな、ATMとか! バッチは説明しにくい。唯一言えるのは銀行から家に来るダイレクトメールのことくらい。バッチから見るとオンって楽しそう~」
- 中澤
- 「確かに、バッチと比べてオンは打鍵とかやってると自分のやったことの結果がすぐ出るからわかりやすいし楽しいかも」
- MC
- どうやら「仕事の説明」は難しそうですね。。。^ ^ ;
- テスト
- 開発したシステムを銀行で稼働させる前にいろいろな動作確認を行うこと
- オンライン(オン)
- 銀行のシステムの中で、即座に処理されるようなもの
例)ATMでお金をおろすと、即座に残高が減る - バッチ
- 銀行のシステムの中で、あるタイミングでまとめて処理されるようなもの
例)各種管理資料(関係省庁への報告を含む)の作成
例)入出金明細やローンなどの商品案内のダイレクトメールの作成 - 打鍵
- 具体的なデータを入力して動作確認すること
- 就活の時って、職種はSEがいいなあ、とか思ってましたか?
- 杉山
- 「私はSEのプロフェッショナル・専門家っぽさに魅かれた!」
- 杉山
- 「中澤さんは最初からSEに絞ってたの?」
- 中澤
- 「文系でもいいからSEになれるところを探してました。事務職が嫌で、でも文系だとあとは営業職か技術職しかなくて。営業職で受けた会社でも、女の子はとらないって面と向かって言われるとこもあって、それじゃ技術職しかないなって思いました。技術職は長く働きたいって面でもよかったし」
- 高田
- 「総合職だと異動すると全然違う仕事内容になっちゃたりするもんね」
- 働いてみてわかった"SEにとって大事なこと"って? "SEに向いている人"って?
- 中澤
- 「わからないことはすぐ聞くこと!わからないことを自分一人で悩んでても無駄、聞いちゃう方が絶対早い」
- 高田
- 「逆に言うと、知ったかぶりしちゃう人はSEには向いてないかも(笑) ネットで調べても知りたいことは出てこないし!」
- 中澤
- 「入ったばかりの頃はわからないならすぐに聞きなさい!っていろんな人から言われました。何でも聞いていいのは新人の特権!」
- 杉山
- 「確かに、2年目3年目ってどんどん質問しにくくなっちゃうかも。ちゃんと聞いたことはメモすることが大事」
- 杉山
- 「さすがに5年目になると後輩からいろいろ質問されるんで、そうなると後輩が質問しやすい人!教えてもらいやすい人!教え上手な人!じゃないとね」
- 高田
- 「SEってただパソコンに向かってるだけってイメージがあるかもしれないけど、積極的に質問したり確認したり、後輩に教えたりしなくちゃいけないから、根本的に人と話すのが苦手な人はこの仕事は向いてないかも」
- MC
- 新人としてSEに向いているかどうかも大事だけど、先輩になってからSEに向いているかの方がもっと重要ですね。先輩の立場って二年目以降ずっとですからね。
- (実際に周りはどうですか?)
- 高田
- 「うちのチームで感じるのは、下の人たちがすごくしっかりしてる!時には上の人からの質問に答えてるし。やっぱりみんなコミュニケーションとるのがうまい!」
- 杉山
- 「内定式で緊張していた同期も今ではお客さんにしっかり説明とかできてて、コミュニケーションもすごくうまく取れるようになってる」
- MC
- チームで仕事をしたり、お客さんのためのシステムを作るってことは、やっぱりコミュニケーション力が大事なんですね。
- 尊敬する先輩っていますか?
- 高田
- 「★★さん。質問するととても細かく丁寧に説明してくれて、質問しやすい」
- 杉山
- 「■■さん。やっぱり説明するのがうまいし、場を和ませる人柄も尊敬する。あと▼▼さん。指摘が鋭いし、顧客側の視点とかいろんな人の立場になって考えてて視野が広い!後々どういう影響が出るかとか自分の発言で会社がどう思われるかとかも考えてるってことが後からわかった。あとあまり女の人相手だと怒らない人がほとんどだけど、しっかり言ってくれるところもいいと思う」
- 中澤
- 「そういう意味では●●さんも、男女関係なしにしっかりと言ってくれる!あと、上司は頭ごなしには怒らないところがいいと思う。理不尽なことは言われないし、自分が仕事を覚えられるように教えてくれる。友達の仕事の愚痴を聞くと、上司から理不尽なこと言われて耐えられないってことが多いけどそういうことはまったくない」
- 高田
- 「仕事を辞めたがっている人って人間関係がうまくいってないことが多いけど、わたしはまわりに嫌な人がいないし、やめたいって思ったことないな」
- MC
- ありがとうございます m(_ _)m
- 忙しいときってどれくらい忙しいですか?
- 高田
- 「夢の中でも仕事に追われてたときは起きてびっくりした!」
- 杉山
- 「ひどいときは、日曜日の夜に明日やらなきゃいけないこと考えて頭の中でスケジュール立ててる(笑)」
- 高田
- 「やっぱりチームの人が異動などで減る時はかなり忙しくなる。でも忙しいだろうなってことは会社入る前からある程度想像してたな。SEは残業とかかなりあるイメージだった」
- 中澤
- 「むしろイメージしてたよりは残業少ないかも」
- 高田
- 「会社で寝泊まりするイメージだった(笑) まあ実際にすごく忙しいときは想像してたよりはマシだとか思えないけど!(笑)」
- MC
- 残業手当がすごい金額の時があったそうで、、、たいへんそうだけど、羨ましかったり ^ ^ ; まあ、そういう状況も"たまには"ある、ってことで。。。
- 残業するときってどんな時ですか?
- 高田
- 「自分が主になって担当してる仕事で、いろんな人に作業をお願いしていたときは自分が早く帰るわけにはいかないなと思って。責任を感じて」
- 杉山
- 「やっぱり仕事には期限があるから、間に合いそうもないときは残業するしかないよね。やらなきゃ終わらない!と思ってやってる。それにちゃんと残業代が出るから頑張れた!(笑) あれがサービス残業だったら脱落する人が何人もいたんじゃないかと思う」
- 仕事をするうえでやりがいを感じるとか、楽しいと思うのはどんな時ですか?
- 中澤
- 「仕事が早くできるようになったとき。前は一時間かかってたことが30分で終わったときとか!あとは前はわからなかったことが理解できたとき」
- 高田
- 「統合テストがサクッと終わったとき。あと、銀行に行ったときに自分の関わった商品が冊子に載ってたときはテンションあがった!」
- 杉山
- 「質問されたことにすぐ答えられたとき。システムトラブルはまだ怖い! その点●●さんや◆◆さんはトラブルが起こるとテンションが上がってすごい」
- 中澤
- 「確かに!ものすごいスピードで対応してる!」
- 杉山
- 「原因追及が楽しいんだろうな。わたしはまだスピードを求められるのはプレッシャーだから自分のペースで解決できたときに達成感があるな」
- MC
- 自分の力で何かをする、何かができた、上達した、問題を解決した、ってのが爽快なんですね。